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白石城 〜完全復元された名門・片倉氏の居城〜

白石城

主な別名:益岡城
代表城主:片倉景綱
主な建造物:天守(御三階櫓)、大手門→1995年木造により完全復元
公式サイト:http://www.area.city.shiroishi.miyagi.jp/shiroishijo/


歴史 〜history〜
 白石城は平安時代中期より、この地域の武将・刈田氏が居城としていたという。
 戦国時代には刈田氏は白石氏と名を改め、伊達政宗の父・輝宗の代の重臣として知られる白石宗実の代までここを居城とした。
 やがて白石氏は塩松城へ移り、同じく伊達氏の家臣・屋代景頼が入った。
 伊達政宗が小田原の陣遅参の罪を問われて領地変えされた後は、秀吉の家臣・蒲生氏郷の一族・蒲生郷成が入城。蒲生氏は、この地を「益岡」と改めたが、蒲生氏の後に上杉景勝の家臣・甘粕氏が入城した折に、元の地名「白石」に戻された。
 関ヶ原の合戦の前哨戦で、伊達政宗が上杉軍の守る白石城を征服。戦後、徳川家康によって白石城も政宗に与えられた。
 仙台藩六十二万石の領地の最南端の拠点・白石城に政宗は、信頼する重臣・片倉小十郎景綱を入れた。
 この後、白石城は片倉氏の居城として幕末を迎える。

(参考資料:碧水社発行「よみがえる白石城」 白石城で購入 ¥1,050-)

トピック 〜topic〜
 1615年に幕府は諸大名に対して「一国一城令」を発布した。これは徳川幕府が諸大名の軍事力をそぎ、幕府への忠節を揺るぎないものとするために、諸大名の領地内にある居城以外の全ての城の破却を命じたものであった。
 仙台藩の藩主・伊達政宗の居城は青葉城(仙台城)であるため、白石城は当然、破却されるべきであったが、特例として存続を許された。
 これは伊達政宗の政治力の他に、幕府が伊達家を米沢藩の上杉氏への抑えとしてみていたことを示唆する。
 また、直江山城守兼続とともに「天下の陪臣(家臣の家臣)」と称された片倉小十郎景綱が城主であったことも影響したであろうと考えられる。

復元 〜restoration〜
 白石城天守は無事に幕末を迎えたが明治七(1874)年、民間に払い下げられ、維新政府の命で破却されてしまう。
 建築基準法では高さ13mを超える木造建築の建設は禁じられているが、当時の建設大臣の特別認定を受けて約120年ぶりに復元されることとなった。
 復元に当たっては、1819年に火災で焼失し1823年に再建された当時の寸法を用い、可能な限り、当時の工法と当時の材料を用いた、日本史史上初の『木造完全復元』という形が取られた。
 この形態をとって再建された天守閣は、白石城の他には福島県の白河小峰城、静岡県の掛川城の2例があるのみである。

見学 〜information〜
 天守への入城は300円。中には何もないが、逆に当時の建設技術の一端を垣間見ることができる。また晴れていれば3層から眺める蔵王連峰が美しい。
 資料等は付属の歴史探訪ミュージアムへ。入館は300円で、白石城本丸の精巧な復元模型や片倉景綱の甲冑(レプリカ。実物は仙台市博物館に)、当時の食事などが展示されている。また、シアターにて上映されるドラマは有名俳優が出演している力作である、必見。
 少し歩いた城下には唯一公開されている武家屋敷・小関家がある。入場200円。往時の下級武士の生活に思いをはせることができる。
 以上3施設の共通券が800円で販売されている。

観光 〜sightseeing〜
 白石市の名物『白石温麺(うーめん)』をぜひ食したいところ。
 詳しくはこちらのコーナーで紹介している。⇒『東北のめし』 へ

アクセス 〜access〜
 JR東北本線白石駅から徒歩10分。


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